選別作業を自動化 農業種を対象にAI画像検査 サンプルを募集開始 スカイロジック2022年7月21日
AI画像検査ソフトを使った、農作物選別の自動化を進める株式会社スカイロジックは、良品不良品を学習させ作物を見極めることで、手作業の選別作業を自動化するため、農家や農業関係者を対象にサンプルの募集を開始。作業時間を短縮し、作業員を最小限に留めることで人件費の削減をめざす。
人手がかかり熟練の技を要する選別作業
同社は、主に製造業の顧客から、プラ成型や工業部品などの画像検査や検品作業に関する相談を受け、課題解決に向けて取り組んできた。製造業の現場からの問い合わせが多い中、農家から「作物選別を画像検査できないか」という問い合わせを受けたことをきっかけに、AI画像検査を農業に活かそうとしている。
キズや曲がりなどの不良を瞬時に発見
日本の農業現場では、人手に頼る作業や熟練者でなければできない作業が多く、負担軽減が重要な課題。その解決の一手として、スマート農業による農作業の効率アップ、肉体的な負担の軽減が進められているが、取り組むにあたっては、ロボットトラクターや農業用ドローン、スマホを使ったシステム管理などが多く、さまざまな機器の使用が不可欠であることから、初期投資が必要になる。
そこで同社は、選別作業においてパソコン1台あれば導入できる低価格のソフトウェアで、小さなところからスマート農業を取り入れられるよう、今回の募集を開始した。このサービスでは、パソコン1台で「画像データ収集→学習→判定」ができる。撮像した画像内で良品やキズや曲がりなどの不良箇所など見つけたい部分を囲んで「学習」ボタンをクリックすると、AIが自動で設定パラメータを調整し、撮像した対象物から合否を判定する。また、サイズ・形状・色などの様々なルールで判別が可能。
これまで熟練者にしかできなかった難しい等級選別が誰でもできるようになり、目視によるバラつきや見落としをなくして、品質価値をあげることができる。
サイズ・形状・色などの様々なルールで判別が可能
◎募集要項
募集期間:7月20日 ~ 8月31日
応募方法:電話での問い合わせ(電話)053-414-6209、または、以下の問い合わせフォームから。 ※問い合わせの際に「農作物名」を伝える。可能であれば農作物や、不良(キズや曲がりなど)の写真、実物を送付。送ったサンプルは無料で検査。
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