大玉のような硬肉で強いシャリ感と棚もち性 小玉「いつつぼし」新発売 大和農園2022年10月31日
大和農園はこの秋、大玉スイカのような硬肉で強いシャリ感があり、棚もち性に非常に優れる小玉スイカの新品種「F1いつつぼし」の種子を発売した。
小玉すいかの新品種「いつつぼし」
小玉スイカは、果実品質の特性上、大玉スイカより果肉が軟らかく、棚もち性に劣る点が課題。また栽培面では近年の異常気象の影響で、特に盛夏期でうるみ果や裂果の発生が増加傾向にある。
新品種の「いつつぼし」は、これまでの小玉スイカでは難しかった、大玉のような硬肉で強いシャリ感があり、糖度も13度程度で高く安定。また、在圃性に特に優れるため収穫遅れによる果実品質の低下が少なく、収穫後の棚もち性にも非常に優れ、収穫後の果肉軟化が進みにくい。また、盛夏期においても生育後半までの草勢維持が容易で、安定した青果品質が期待できる。曇天時も雌花着生が安定するため着果能力に優れ、近年の異常気象においても裂果・うるみ果の発生が少なく収量性が安定する。
小玉スイカ「いつつぼし」種子の希望小売価格は、200粒入り9768円、8粒入り550円。全国のJA・種苗店を通じて発売。価格はいずれも税込。問い合わせは、大和農園(電話)0743-62-1182。
「いつつぼし」の栽培適期表
◎「いつつぼし」の品種特性
・肉質は硬くシャリ感が強いため、今までの小玉スイカにない食感を味わえる。
・従来の小玉スイカに比べて棚もちに優れる。
・草勢は比較的強いが雌花着生が安定するため着果に優れる。
・果重は6本5果どり栽培で2~2.5kg程度、糖度は13度前後。
・果形は丸く仕上がり、裂果しにくい。
・適作型は5月上旬~6月中旬のハウス栽培、6月下旬~8中旬のトンネル~露地栽培。
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(1)養豚農家に寄り添い疾病を防ぐ クリニック北日本分室 菅沼彰大さん2025年9月16日
-
【石破首相退陣に思う】戦後80年の歴史認識 最後に示せ 社民党党首 福島みずほ参議院議員2025年9月16日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(6)2025年9月16日
-
国のプロパガンダで新米のスポット取引価格が反落?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月16日
-
准組合員問題にどう向き合うか 11月15日に農協研究会開催 参加者を募集2025年9月16日
-
ファミリーマートと共同開発「メイトー×ニッポンエール 大分産和梨」新発売 JA全農2025年9月16日
-
「JA共済アプリ」が国際的デザイン賞「Red Dot Design Award2025」受賞 国内の共済団体・保険会社として初 JA共済連2025年9月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」北海道訓子府町で じゃがいもの新品種「ゆめいころ」を収穫 JAタウン2025年9月16日
-
山形県産「シャインマスカット」品評会出品商品を数量限定で予約販売 JAタウン2025年9月16日
-
公式キャラ「トゥンクトゥンク」が大阪万博「ミャクミャク」と初コラボ商品 国際園芸博覧会協会2025年9月16日
-
世界初 土壌団粒単位の微生物シングルセルゲノム解析に成功 農研機構2025年9月16日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(適用地域追加)NOSAI全国連2025年9月16日
-
農薬出荷数量は1.3%増、農薬出荷金額は3.8%増 2025年農薬年度7月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年9月16日
-
林業の人手不足と腰痛課題解消へ 香川西部森林組合がアシストスーツを導入 イノフィス2025年9月16日
-
農業支援でネイチャーポジティブ サステナブルの成長領域を学ぶウェビナー開催2025年9月16日
-
生活協同組合ユーコープの宅配で無印良品の商品を供給開始 良品計画2025年9月16日
-
九州・沖縄の酪農の魅力を体感「らくのうマルシェ2025」博多で開催2025年9月16日
-
「アフガニスタン地震緊急支援募金」全店舗と宅配サービスで実施 コープデリ2025年9月16日
-
小学生がトラクタ遠隔操縦を体験 北大と共同でスマート農業体験イベント開催へ クボタ2025年9月16日
-
不在時のオートロックも玄関前まで配達「スマート置き配」開始 パルシステム千葉2025年9月16日