りんご農家の救世主「つるまわし」を効率化「廻りんぼう」9日から青森で先行販売 共和2023年8月10日
株式会社共和(大阪市西成区)は8月9日、重労働のりんごの「つる回し」作業を効率化するアイテム「廻(くる)りんぼう」新発売。全国販売に先駆けて青森県内限定で先行販売を開始する。
りんごの「つる回し」作業を効率化する「廻(くる)りんぼう」
「廻(くる)りんぼう」は、りんご農家の発案で生まれた、つる回し専用アイテム。たまご型のシリコーンゴムに園芸用の支柱が取り付けられるくぼみをつけたもので、支柱と組み合わせて使うことで高所のりんごを回すことができる。りんご農家は年々高齢化が進んでいることから、つる回し作業が体力的に厳しいという多くの声に応えて開発された。
りんごのつる回しは、りんご全体を色付かせるために実を回転させて日陰になっている面を日にあててゆく作業。高所のりんごを回すために何度も脚立を上り下りしなければならず、農園の規模によっては、何千個ものりんごを数週間かけてつる回しする必要もある。下から棒などで押すことができればよいが、実を傷つけたり滑ったりなどしてうまくいかない。
「廻(くる)りんぼう」使い方
「『廻(くる)りんぼう」は、ほどよい柔らかさと摩擦を持ったシリコーンで作られており、農作業ではお馴染みの園芸支柱(φ20mm)の先に押し込んではめるだけで使え、つる回し作業をラクにしてくれる。
同社では、従来のやり方と「廻(くる)りんぼう」を使った場合で一日にできるつる回しの範囲を独自調査した結果、「廻(くる)りんぼう」を使った時のほうが従来のやり方に比べておよそ2倍の範囲のつる回しができたという。
「廻(くる)りんぼう」は、 青森県内限定先行販売。参考小売価格は4950円(税込)。
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