操作性さらに向上 ロボット・オートトラクター「YT4R/5Rシリーズ」発売 ヤンマーアグリ2024年2月19日
ヤンマーアグリは、近距離監視で無人の自動作業を実現する「ロボットトラクター」と、有人による最小限の操作で、直進作業・旋回を自動で熟練者並みの作業ができる「オートトラクター」をモデルチェンジ。「YT4R/5Rシリーズ」を3月1日に発売する。
ロボットトラクター「YT4R/5Rシリーズ」
農地の集約による経営の大規模化や就農者減少・高齢化による人手不足などの課題を抱える農業分野において、ICT技術を活用した省人・省力化、効率化が求められ、自動操舵農機の市場規模は拡大傾向にある。今回のモデルチェンジでは、稲作農業に欠かせないコンバインとほ場のデータ共有が可能となり、ICTを活用したより効率的な稲作作業を実現。また、新たにAUTOボタンやオフセットスイッチを追加することで、直進モードの操作性が大幅に向上した。
メーカー希望小売価格は、オートトラクター「YT488R/498R/4104R/5114R」が1340万9000円~1719万3000円。ロボットトラクター「YT488R/498R/4104R/5114R」は、1530万1000円~1908万5000円。いずれも税込。
ロボットトラクターを使った作業イメージ
◎「YT4R/5Rシリーズ」主な特長
(1)1枚のほ場の9割を自動で作業
あぜ際の1~3周を除き、ほ場の9割を自動で作業でき、事前に設定した経路において、ステアリング(旋回)、作業機昇降、前進・後進・停止、PTOの入・切を自動で行える。また、あぜ際の回り耕も「枕地直進モード」にすることで、自動で直進が可能。
(2)作業情報の確認や作業の微調整が簡単な10.1インチタブレット(ロボットトラクターのみ)
防塵・防滴設計のタブレットを搭載し、スマートフォン感覚で操作が可能。作業中の場所や進捗をタブレット上で確認でき、遠隔操作で車速・エンジン回転など調整が可能。
(3)最先端技術RTK- GNSSによって数cm単位の精度の位置情報を取得
衛星(GNSS)から受信する位置情報と、固定基地局や電子基準点から受信する補正情報の2つの電波で高精度に位置を求め、移動局(トラクター)の位置情報を数センチ単位に高精度化。
(4)新機能を追加
新たに設計したタッチパネル式カラーモニターは、使用頻度の高いAUTO/オフセットスイッチをモニター枠外に設置し、操作性が大幅に向上。AUTOスイッチでオートトラクターモード/直進モードの開始・終了を簡単に操作できる。作業中、経路からずれている場合は、オフセットスイッチで軌道修正できる。さらに油圧でトップリンクの伸縮ができる油圧トップリンクを装備し、作業中の作業機の(前・後傾)姿勢を、トラクターに乗ったままサブコントロールレバーで調整可能。
重要な記事
最新の記事
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】本質的議論を急がないと国民の農と食が守れない ~農や地域の「集約化」は将来推計の前提を履き違えた暴論 ~生産者と消費者の歩み寄りでは解決しないギャップを埋めるのこそが政策2025年10月16日
-
死亡野鳥の陰性を確認 高病原性鳥インフル2025年10月16日
-
戦前戦後の髪型の変化と床屋、パーマ屋さん【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第360回2025年10月16日
-
静岡のメロンや三ヶ日みかんなど約170点以上が「お客様送料負担なし」JAタウン2025年10月16日
-
高齢者の安全運転診断車「きずな号」を改訂 最新シミュレーター搭載、コースも充実 JA共済連2025年10月16日
-
安心を形にした体験設計が評価 「JA共済アプリ」が「グッドデザイン賞」受賞 JA共済連2025年10月16日
-
東京都産一級農畜産物の品評会「第54回東京都農業祭」開催 JA全中2025年10月16日
-
JA協同サービスと地域の脱炭素に向けた業務提携契約を締結 三ッ輪ホールディングス2025年10月16日
-
稲わらを石灰処理後に高密度化 CaPPAプロセスを開発 農研機構2025年10月16日
-
ふるさと納税でこども食堂に特産品を届ける「こどもふるさと便」 寄付の使いみちに思いを反映 ネッスー2025年10月16日
-
「NIPPON FOOD SHIFT FES.」に出展へ 井関農機2025年10月16日
-
マルトモが愛媛大学との共同研究結果を学会発表 鰹節がラット脳のSIRT1遺伝子を増加2025年10月16日
-
マックスの誘引結束機「テープナー」用『生分解テープ』がグッドデザイン賞を受賞2025年10月16日
-
北海道芽室町・尾藤農産の雪室熟成じゃがいも「冬熟」グッドデザイン賞受賞2025年10月16日
-
夏イチゴ・花のポット栽培に新たな選択肢「ココカラ」Yタイプ2種を新発売2025年10月16日
-
パルシステムの奨学金制度「2025年度グッドデザイン賞」を受賞2025年10月16日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日
-
鳥インフル デンマークからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日
-
宅配商品の試食販売・交流「商品展示会」26日に開催 パルシステム千葉2025年10月16日
-
世界規模のフード・アグリカンファレンス「WAFI 2025」で最高賞 AGRIST2025年10月16日