「マッスルスーツ」累計出荷台数が3万台を突破 イノフィス2024年5月17日
アシストスーツを開発・販売する、東京理科大学発スタートアップの株式会社イノフィスは、「マッスルスーツ®」のシリーズ累計出荷台数が、4月30日時点で国内外合わせて3万台を突破した。
「マッスルスーツ®」は、電力を使わず、空気圧で稼働する人工筋肉のはたらきで動作を補助する、装着型アシストスーツ。人を抱え上げるような介助作業、重い物を持ち上げる運搬作業、中腰姿勢を保つ収穫作業など、介護、農業、製造業などの分野を中心に導入が進み、現在では、物流、建設、林業、漁業などの分野へ導入が拡大した。
拡大の背景には、超少子高齢化による労働力不足の深刻化が挙げられ、特に身体的負担の大きい業界では人が集まらず、採用できても定着しにくいという課題が顕在化している。働く人も高齢化が進み、健康的に働き続けることが出来る職場づくりが、喫緊の課題となる中、課題を解決する一つの手段としてアシストスーツを導入する企業が増加。さらに、当初導入前の評価検証(テスト導入)だった企業の本格導入を受け、複数台一括導入ケースが増加したことも起因している。
イノフィスの沿革と製品展開
また、2014年の「腰補助用マッスルスーツ」販売開始から、「機能はそのまま、より軽量に、より低価格に」をモットーに、市場やユーザーのニーズから即座に製品化につなげたことも販売数伸長の要因。特に昨年2023年には、シリーズ最強の補助力の外骨格型アシストスーツ「マッスルスーツExo-Power(エクソパワー)」、同社初となるサポータータイプの「マッスルスーツSoft-Light(ソフトライト)」、人工筋肉の技術をサポータータイプに組み込んだ「マッスルスーツSoft-Power(ソフトパワー)」を立て続けに発売。その中でも「マッスルスーツSoft-Power」は、高いアシスト力と衣服のような着心地が評価され、大手企業から官公庁まで、幅広い業種企業に導入が急速に進んでいる。
2020年から本格始動した海外展開でも、アジアとEU諸国への販売網を重点的に開拓し、日本を含む20の国と地域で販売(4月末現在)。同社は今後、さらに海外へ販売網の拡大を予定している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日