JA鳥取中央 堆肥センターに「次亜塩素酸水式臭気抑制システム」納入 キヤノンMJ2024年10月28日
キヤノンマーケティングジャパンは、JA鳥取中央が7月に運営を始めた鳥取県琴浦町の新堆肥センターの臭気対策として、次亜塩素酸水式の臭気抑制システムを納入した。堆肥化の過程で発生する臭気の脱臭を通じて資源循環の実現を支援する。
JA鳥取中央堆肥センター
農作物の生育などに使われる肥料は食料の安定生産に不可欠である一方、その原料は海外からの輸入に大きく依存しており、その価格は高止まり傾向にある。
JA鳥取中央は、家畜の排せつ物などを肥料にすることで地域における資源循環を実現し、持続可能な農業生産基盤を整備するため、鳥取県琴浦町に「堆肥センター」を新たに建設。同センターでは、年間約7300トンの家畜排せつ物を堆肥化し、約3300トンの堆肥を製造している。
堆肥化の工程において強い臭気が発生。近隣住民に悪影響が及ばないよう脱臭設備を設置する必要があるが、臭気の原因となる物質はアンモニアや硫黄化合物、低級脂肪酸などさまざまあるため、それに適した薬剤を用いる必要があることから設備の維持コストや管理の煩雑さが課題となっている。
次亜塩素酸水式の臭気抑制システム
このほど、「堆肥センター」の臭気対策として、三友機器を通じて導入されたキヤノンMJの次亜塩素酸水式の臭気抑制システムは、同センターからの臭気に対し二流体ノズルを使って次亜塩素酸水を噴霧し脱臭するシステム。次亜塩素酸水は薬剤など他の脱臭方法に比較して、幅広い臭気物質に対応できる。
また、二流体ノズルにより次亜塩素酸水と空気を混ぜて粒径をおよそ10ミクロンの細かい霧状にし、次亜塩素酸水と臭気との接触時間を長くすることで、脱臭効率の向上を実現。さらに、霧状にすることで噴霧装置下部の水ぬれを抑えることができ、堆肥発酵の阻害要因となる温度の低下を防ぐ。
重要な記事
最新の記事
-
【2025国際協同組合年】「協同組合っていいかも!」 若い世代へ発信を 連続シンポ第6回2025年10月15日
-
イネカメムシをムシヒキアブが捕食 「天敵」防除に可能性 有機農研シンポで報告2025年10月15日
-
平成の大合併と地方自治【小松泰信・地方の眼力】2025年10月15日
-
公開シンポ「わが国の農業の将来を考える」11月1日開催 日本農学アカデミー2025年10月15日
-
令和7年度加工食品CFP算定ロールモデル創出へ モデル事業の参加企業を決定 農水省2025年10月15日
-
西崎幸広氏ら元プロ野球選手が指導「JA全農WCBF少年野球教室」草津市で開催2025年10月15日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 三重で開催 JA全農2025年10月15日
-
新米など新潟県特産品が「お客様送料負担なし」キャンペーン実施中 JAタウン2025年10月15日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」マロンゴールドで鹿児島の郷土料理「がね」を調理 JAタウン2025年10月15日
-
みなとみらいでお芋掘り「横浜おいも万博2025」さつまいも収穫体験開催2025年10月15日
-
JA全農京都×JA全農兵庫×JA全農ふくれん「ご当地ピザ」セット販売 JAタウン2025年10月15日
-
2027年国際園芸博にタイ王国が公式参加契約2025年10月15日
-
「水田輪作新技術プロジェクト」キックオフフォーラム開催 農研機構2025年10月15日
-
「第77回秋田県農業機械化ショー」にSAXESシリーズ、KOMECTなど出展 サタケ2025年10月15日
-
「直進アシスト搭載トラクタ」がみどり投資促進税制の対象機械に認定 井関農機2025年10月15日
-
東京駅「秋の味覚マルシェ」で新米や採れたて野菜など販売 さいたま市2025年10月15日
-
県民みんなでつくる「白米LOVE」公開 ごはんのお供をシェア 兵庫県2025年10月15日
-
16日は「世界食料デー」賛同企業など「食」の問題解決へランチタイムに投稿2025年10月15日
-
農機具プライベートブランド「NOUKINAVI+」公式サイト開設 唐沢農機サービス2025年10月15日
-
年に一度の幻のじゃがいも「湖池屋プライドポテト 今金男しゃく 岩塩」新発売2025年10月15日