旧ユニフォームを水素エネルギーに変換「ケミカルリサイクル」開始 ヤンマー2025年2月12日
ヤンマーホールディングスは、使わなくなったユニフォームを水素エネルギーに変換するケミカルリサイクルの取り組みを開始。この取り組みは、廃棄物管理とエネルギーの革命を目指すグローバルスタートアップ企業の株式会社BIOTECHWORKS-H2とのパートナーシップ締結により実現した。

ヤンマーグループは、2024年5月のユニフォームリニューアルに伴い、使わなくなった旧ユニフォームを、適切かつ環境負荷の少ないBIOTECHWORKS-H2のケミカルリサイクルの仕組みで処理。生成した水素の一部は、ヤンマーの水素関連施設での実証的使用も検討する。
将来的にはヤンマーグループが指定管理する大阪・長居公園の落ち葉や枯れ木などの廃棄物もケミカルリサイクルにより水素エネルギーへの変換を予定している。

BIOTECHWORKS-H2とヤンマーのケミカルサイクルのフロー図
日本では、年間およそ16万トンもの企業ユニフォームが廃棄され、産業廃棄物である企業ユニフォームの適切な処理が求められている。また、産業廃棄物として焼却処理する際には、温室効果ガスが発生するため、環境負荷の低減が課題となる。こうした中、ヤンマーグループは、脱炭素社会の実現に向けて、企業活動、サプライヤーを含めた生産活動、製品そのもの、すべてから排出される温室効果ガス・環境負荷物質をゼロにする「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を推進している。
ケミカルリサイクルされる旧ユニフォーム
ケミカルリサイクルにより旧ユニフォ―ムを水素に変換することで、これまでの焼却処理と比較し、CO2排出量を大幅に削減。ヤンマーが想定する約5トンの廃棄ユニフォームからおよそ300キログラムの水素を生成できる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































