クボタと三井住友銀行、アフリカ農機販売で業務提携 食料問題解決へファイナンス支援2025年8月22日
株式会社クボタと株式会社三井住友銀行は、アフリカにおける農業機械販売を支援するファイナンス提供に関する覚書を2025年8月21日に締結した。両社は今後3年間にわたり、現地ディストリビューターや政府機関に対する金融サービスを通じ、農業の機械化を推進し食料問題の解決に貢献する。
株式会社クボタと株式会社三井住友銀行は、アフリカにおける農業機械販売促進を目的としたファイナンス提供に関する業務提携に合意し、2025年8月21日付で覚書を締結した。
アフリカでは人口増加に伴い食料需要が急速に拡大している一方、輸入依存による食料価格高騰や供給網の混乱など課題が顕在化している。食料自給率向上が喫緊の課題とされる中、農業の機械化が生産性向上の鍵を握っている。しかし農業機械の普及は依然として限定的であり、資金調達手段の不足が普及の障害となっている。
クボタは稲作市場向け農機の輸出販売に加え、2017年には「Kubota Kenya Limited」を設立しマーケティング体制を強化。さらに2022年にはインドのEscorts Limitedを子会社化し、同社の製品群や販売ネットワークを活用してアフリカ事業の拡大を図ってきた。一方、SMBCは国内外に広範な金融ネットワークとノウハウを持ち、海外事業展開を支援している。
今回の提携によりクボタとSMBCは、現地ディストリビューターや政府機関がクボタ製の農業機械を調達する際の金融サービス等の提供を通じて、食料問題の解決に資する農業の機械化を促進していく。
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