高収量で、栽培しやすい 葉ネギ「京千緑」2013年9月17日
タキイ種苗は収量性が高く、葉折れや葉先枯の発生が少ない新たな葉ネギ「京千緑(きょうせんりょく)」を発売した。
葉ネギは主に西日本で生産されていたが、讃岐うどん店の全国チェーン展開や、お好み焼き、ラーメンなどで青ネギトッピングが好まれるなど、全国的に需要が広がっている。
しかし、ネギの生産は天候に影響されやすく、特に近年、猛暑やゲリラ豪雨の頻発など異常気象により栽培が難しくなっている。
「京千緑」は生育が早く旺盛で、株の太りが良いのが特徴で、耐暑性・耐寒性があり、低温伸長性も優れているので、栽培しやすい。葉は濃緑で、上方向にまっすぐ伸び草姿全体が立つ性質なので、密植適性が高く、荷姿に優れている。また、葉折れや葉先枯れが少ないため秀品率が高く、つくりやすく、出荷しやすい品種だ。
露地、ハウスどちらでも栽培でき、秋から春どりの中ネギ栽培から小ネギの周年栽培まで、どんなシーンでも栽培できるのも魅力だ。
希望小売価格は小袋(約2540粒)315円、1缶(2dl)2887円(ともに税込み)で、全国の種苗店、JAなどで販売している。
タキイ種苗ではこの「京千緑」のほかにも、「どこでも誰でも安心して栽培できるような品種開発を続け、リレー出荷もできる収量性の高い葉ネギ品種の育成に取り組んでいく」としている。
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