会場では新商品の播種機「ハシュラクダ」の実演の他、高機能液肥やタネ、協賛出店した125社の店舗が並んだ。
　「ハシュラクダ」の実演では、トマトのタネを使って、実際の現場で行われているのと同じように育苗用セルトレーにピンセットで播種を行う方法と速さを比較。スピードや播種の正確性、簡易性をＰＲした。
　高機能液肥では、土壌消毒や微生物などについて理解しやすいよう4コマ漫画が展示された。農薬を使わない栽培方法に興味を持つ消費者向けの商品。
　タネは、一度植えると3～4年持つeasyケア easyメンテナンスがコンセプトの「野放し球根」や、男爵などに代わる小売向けのじゃがいも8品種の試食などが行われた。
　同社は、園芸初心者向けの商品にも力を入れており、初心者が栽培に成功した経験を活かし、さらにランクアップしたくなるタネを中心に、取り組みやすいよう低価格で発売している「袋で育てるはじめてセット」なども大きく取り上げていた。その他、家庭菜園に取り組む消費者のニーズに合わせ、コンスタントに少しずつ長く採れる「ずっととれるキュウリ」などの絵袋入りの品種も開発している。
　当日に新品種として発表したスイートコーンの「クリスピーホワイト」も展示された。これまでにないサクッとした食感と歯切れの良さが特徴で、甘みが強く糖度は16～20度。播種から84日で収穫できる中早生タイプで、収穫後にしなびにくい。高冷涼地から暖地での栽培が可能で、トンネル栽培からマルチ栽培まで幅広く使える。2月下旬から全国の種苗店やＪＡルートを通じて種子が発売される。希望小売価格は200粒入り1袋700円（税別）、2000粒入り1袋6500円（税別）。

　スイートコーン「クリスピーホワイト」についての問い合わせは、同社野菜統括部　電話045-945-8802まで。
（写真）スイートコーン新品種「クリスピーホワイト」をＰＲ、来場者でにぎわうサカタフェア

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