子どもはトマトが好き タキイ種苗2016年8月26日
8月25日に東京都内で行われたタキイ種苗のセミナーでは、同社広報出版部桐野直樹氏による8月31日の野菜の日にちなんだ「2016年度『野菜と家庭菜園に関する調査』」の発表も行われた。これによると、野菜が好きと答えた子どもは6割、大人では9割の回答があった。
調査は2009年から実施しており、桐野氏は「創業180を迎えるタキイ種苗は、野菜に対して強い思いを持っており、そこから調査の実施へと結びついていった」と話した。
子どもの好きな野菜では、5年連続でトマトが1位となった。次いでジャガイモ、メロンなどの回答が多かった。また野菜が好きと答えた子どもは65.8%で、このうち「大好き」だと答えた人は14.7%だった。
子どもの野菜の十分な摂取について、十分に食べさせていると答えた人が10.7%、ある程度食べさせている答えた人が51.5%で、計62.1%の人が食べさせていると答えた。
大人の好きな野菜でもトマトが1位だった。次いでタマネギ、ジャガイモと答えた人が多かった。これについて桐野氏は「タマネギやジャガイモでおいしい品種が増えていることから、ランキングでも上位になったのでは」と指摘した。
大人で野菜を好きと答えた人は88.3%で、およそ9割が好きなことが分かった。その理由について、「健康によいと思うから」という回答が最も多く、次いで「おいしいから」「栄養があると思うから」と続いた。
◆野菜は「量がたくさん食べられない」
野菜の摂取状況について、88.8%の人が重視していると答えた。このうち「かなり重視」していると回答した人は37.5%で、年々増加している。その一方で、31.7%の人が野菜の摂取量は不足していると感じていることが分かった。
野菜が取れていない理由について「量がたくさん食べられない」「野菜を使った料理を食べる機会がない」「たくさん食べる料理方法がわからない」といった回答多かった。
野菜摂取量が十分でないことについて、93.2%の人が問題だと感じており、このうち53.2%の人が食生活を変えたいと応えている。
同社では機能性成分を多く含んだ"ファイトリッチ"シリーズを展開しており、野菜の量ではなく、野菜の質を上げることが大事なのではないかと指摘している。
この機能性野菜についての認知は、年々上昇しており、生活に取り入れたい理由について47.2%の人が「健康に良さそう」、35.5%の人が「効率的に野菜の栄養素を取り入れたい」と答えている。
この調査は、農業関連従業者を除く、全国の20歳以上の男女に対して行ったもの。
(写真)調査について発表する桐野氏
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】果樹などにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 兵庫県2025年12月16日 -
【特殊報】トマト青かび病 県内で初めて確認 栃木県2025年12月16日 -
鳥インフルエンザ 兵庫県で国内7例目を確認2025年12月16日 -
「第3回高校生とつながる!つなげる! ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」受賞アイデア決定 農水省2025年12月16日 -
「NHK歳末たすけあい」へ150万円を寄付 JA全農2025年12月16日 -
米の流通に関する有識者懇話会 第3回「 研究者・情報発信者に聴く」開催 JA全農2025年12月16日 -
【浅野純次・読書の楽しみ】第116回2025年12月16日 -
北海道農業の魅力を伝える特別授業「ホクレン・ハイスクール・キャラバン」開催2025年12月16日 -
全自動野菜移植機「PVZ100」を新発売 スイートコーンとキャベツに対応 井関農機2025年12月16日 -
農家経営支援システムについて学ぶ JA熊本中央会2025年12月16日 -
7才の交通安全プロジェクト 全国の小学校に横断旗を寄贈 こくみん共済coop2025年12月16日 -
北海道上川町と未来共創パートナーシップ協定を締結 東洋ライス2025年12月16日 -
米が結ぶ人のつながり特集 情報誌『のんびる』1・2月号受注開始 パルシステム2025年12月16日 -
天然植物活力液HB-101「フローラ公式ネットショップ」サイトリニューアル2025年12月16日 -
静岡県発いちご新品種「静岡16号」名前を募集中2025年12月16日 -
生活・キッチン用品の新カタログ「RespeYell(りすぺーる)」創刊 パルシステム2025年12月16日 -
厳選フルーツ使用クリスマスピースタルト 21日から限定販売 フルーツピークス2025年12月16日 -
横浜の竹林を「農場」へ「ハマチクラボ」ウェブサイト公開 横浜竹林研究所2025年12月16日 -
遺伝子組み換え・ゲノム編集食品に対する消費者の意識調査 バイテク情報普及会2025年12月16日 -
5地域の資源管理型漁業実践事例を報告「第2回 海の産直サミット」開催 パルシステム連合会2025年12月16日


































