古い街並みにフィット 山形県川西町が東京・上野で豆の展示会2016年12月5日
農都交流や農業・農村体験事業などを目的とする山形県川西市の「やまがた里の暮らし推進機構」は、12月2~3日、東京都台東区上野で「豆の展示会」のイベントを行った。古い街並みを残したイベント複合施設「上野桜木あたり」を会場に、豆を中心に取り組んでいるまち興しをPRした。


「豆の展示会」は今年で2回目。「上野桜木あたり」は、昔の民家や商家をそのまま利用する施設で、古い路地や昔の井戸、畳敷きの座敷などがある。周辺には谷中ビールや玩具店などもある。メイン会場には豆の加工品の販売や、炒り豆、甘納豆、豆のピクルス、紅大豆カレーなどが並び、散歩がてらに訪れる人が珍しい豆や試食品を味わっていた。
同町のまち興しのコンセプトは「ものをうろうとせず、情報を発信する」。従って、豆の展示のほかに、川西の味を体験できる「ばあちゃんの茶の間」、わら細工体験の「じいちゃんの土間」、「石臼きなこ作り体験」なども儲け、川西のさまざまな魅力をPRした。
同町産業振興課の鈴木玄・6次産業化主査は「人通りの多い駅前でなく、落ち着いた街並みに溶け込んだイベントで、訪れる人に深い印象をもってもらうことができる。これを機会に川西にいってみようと言う人が一人でもふえたら」と期待する。3日間で2000人以上が訪れた。
(写真)狭い路地の展示場で豆を味わう人たち
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