世界のマイクログリーン市場 CAGR8%で成長を見込み2021年7月16日
市場調査レポートプロバイダーのReport Oceanは7月14日、世界のマイクログリーン市場に関する最新レポートを発売した。
マイクログリーンは、食用の野菜やハーブの主要な本葉となる小さく未熟な野菜。食べるためには、根、茎、子葉、本葉の形が整った苗を収穫する。野菜やハーブの種を発芽させてから1週間で、高さ1〜3センチの緑色の苗ができる。新しいタイプのスーパーフードとして進化し、その栄養価の高さから世界中で消費者に支持されている。ブロッコリー、バジル、アマランサス、PACチョイなどが代表的なマイクログリーンで、ビタミンやミネラルが豊富に含まれていると考えられ、フードサービスの専門家が様々な料理に使われている。
ホテル、レストラン、ファーストフードチェーンの拡大は、世界のマイクログリーン市場の成長を促進する主な要因。シェフらは、マイクログリーンを味の向上や皿の上のカラフルな飾りとして使用している。
また、ニッチなビジネスとして、マイクログリーン市場でも特にブロッコリーにダイナミックな世界展開がある。食糧農業機関(FAO)のデータによると、ブロッコリーの需要が増加したことにより、ブロッコリーの組立量は2016年の2505万トンから2017年には2598万トンに増加した。
マイクログリーンの垂直農法は、今後数年間のマイクログリーン市場の成長に重要な役割を果たすとみられる。世界人口の増加と急速な都市化に伴い、食糧需要を満たすための耕作可能な農地に対する需要が高まっている。マイクログリーンの寿命は、1~2週間という寿命の短さから、その製品を自分のレストランなどで取引するには不利な条件となるが、消費者にとっては高い価値があると言える。
その他の一定の要因
市場の成長を妨げる要因として、農業に対する意識の低さ、植物栽培のセッティングにかかる初期費用の高さ、苦手意識や病気のリスクの高さ、苦手意識や病気の広場対策などが挙げられる。しかし、初期投資の高さ、技術経験のある労働力の需要の高さ、技術的標準化の欠如、インフラの不足などは、世界のマイクログリーン市場の拡大を妨げる問題のほんの一部に過ぎない。また、室内栽培では特定の作物しか栽培できないことも、マイクログリーン市場の大きな課題となっている。
マイクログリーンの主要プレイヤーは以下の通り。
マダー・ファームズ
2BFresh
Chef's Garden Inc.
メトロマイクログリーンズ
フロリダマイクログリーンズ
エアロファームズLLC
ファルムボックス・グリーンズLLC
チェリーレーンファーム
グリーンベルト・マイクログリーンズ(Greenbelt Microgreens
フレッシュオリジンズ
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