品種改良に10年 翡翠のように緑がかった麺「信州ひすいそば」開発2022年8月8日
農林水産業や食品産業の分野で新事業の創出や技術革新をめざす研究に資金を提供している生研支援センターは、その研究成果として開発された、麺が翡翠のように緑がかった「信州ひすいそば」を紹介している。
麺が鮮やかな緑色の信州ひすいそば(長野県農政部提供)
長野県野菜花き試験場が10年を超える品種改良の末に生み出した「信州ひすいそば」は、そば殻を除いた子実が鮮やかな緑色で、ゆでた麺の色は宝石の翡翠(ひすい)のように緑色であることが特徴。長野県で栽培され、「信州ひすいそば振興協議会」に加盟しているそば店でしか食べられない。
子実の色がより鮮やかな緑色になった長野S11号(長野県農政部提供)
これまで、「長野S8号」という第1世代の品種が2013年から栽培され親しまれてきたが、2021年12月に第2世代の「長野S11号」が品種登録。第2世代は背丈が低く倒れにくいため、機械収穫に適して栽培しやすく、麺の色はより鮮やかな緑色を帯び、ブランドそばとしての高級感が高まった。昨年から「信州ひすいそば」の栽培はすべて第2世代の「長野S11号」に切り替わり、まだ生産量は少ないが、長野県は栽培面積の拡大に取り組んでいる。
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