三重県いちご共進会開く 期待の新品種「うた乃」も初出品 三重県園芸振興協会2024年12月24日
三重県園芸振興協会(事務局=JA全農みえ営農対策部)は12月19日、津市のJA三重ビルで「第38回三重県いちご共進会」を開いた。審査の結果、最高位の農林水産大臣賞にJA多気郡の中村淳さんが出品した「かおり野」が輝いた。
大臣賞を受賞した中村さん出品の「かおり野」(左)と初出品された三重県オリジナル新品種「うた乃」(右)
共進会は三重県を代表する園芸特産物の一つ、イチゴの栽培技術の向上と消費拡大を目的に毎年開催している。今回は県内六つのJAから主力品種「かおり野」「章姫」や新品種の「うた乃」など計114点が出品された。県中央農業改良普及センターや県農業研究所、県内卸売市場の関係者が形状や着色、玉ぞろいなどの外観と、糖度や食味などの内容を審査し、総合評価で各賞を決定した。
今年産は猛暑の影響で例年に比べ生育が遅れたものの、12月に入って寒さが増したことで食味は良好だった。新品種の「うた乃」は同県が約30年をかけて育種し、今期から本格的な栽培・出荷販売がスタートした。糖度が高く酸味を抑え「粒もきれいな円錐形」と自慢の品種だ。
共進会の主な入賞者と品種は次通り。(敬称略)
▽農林水産大臣賞=中村淳(JA多気郡)「かおり野」
▽知事賞=中西政弘(JA伊勢)「かおり野」
▽東海農政局長賞=川西由香(JAみえなか)「章姫」
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日
-
深作農園「日本でいちばん大切にしたい会社」で「審査委員会特別賞」受賞2025年9月18日
-
果実のフードロス削減と農家支援「キリン 氷結mottainai キウイのたまご」セブン‐イレブン限定で新発売2025年9月18日
-
グローバル・インフラ・マネジメントからシリーズB資金調達 AGRIST2025年9月18日
-
利用者が講師に オンラインで「手前みそお披露目会」開催 パルシステム東京2025年9月18日