「土壌センサ搭載型可変施肥田植機」で「ロボット大賞」優秀賞受賞 ヰセキ2016年10月24日
この田植機は、作土深を超音波センサーで測定し、土壌の肥沃度を電流の電気伝導率で測定する。これを田植え時にリアルタイム検出し、最適な施肥量を自動で調節する。
「土壌センサー搭載型可変施肥田植機」は、圃場内のバラツキのある土壌の肥沃度に応じ、最適な施肥量を自動制御することで、稲の生育ムラや倒伏を軽減し、無駄な施肥量を抑制することが可能となる。
また同機は、GPSを搭載しており、測定した圃場の状態や施肥結果を、タブレットの地図上に残し、後年の栽培管理の改善に役立てることができ、従来の「勘と経験の農業」から脱却することが可能となる。
昨年、16道府県26カ所で行った実証試験(農林水産業におけるロボット技術導入実証事業)において、生育ムラ軽減、倒伏軽減、肥料低減、収穫時の作業ロス低減などの効果を実証した。
同社開発製造本部 移植技術部の加藤哲氏は、「第7回ロボット大賞優秀賞」受賞に際し、「平成21年より鳥取大学、協力農家、ヰセキ北陸と共同で開発した同機が、優秀賞を受賞したことは名誉に思っている。業界初の同機は、大規模化が進むなかで、省力・低コスト農業につながるものであり、日本農業の発展に寄与していくものと考えている」とコメントした。
(写真)受賞したヰセキ、ロボット大賞優秀賞を受賞した「土壌センサ搭載型可変施肥田植機」
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(163)-食料・農業・農村基本計画(5)-2025年10月11日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(80)【防除学習帖】第319回2025年10月11日
-
農薬の正しい使い方(53)【今さら聞けない営農情報】第319回2025年10月11日
-
食料自給率 4年連続38%で足踏み 主食用米消費増も小麦生産減 24年度2025年10月10日
-
【特殊報】トマト立枯病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内の園芸作物で初めて確認 高知県2025年10月10日
-
【特殊報】スイカ退緑えそ病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【特殊報】ショウガ褐色しみ病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【注意報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年10月10日
-
26%が米「買い控え」 米価上昇が家計に影響 住友生命「台所事情」アンケート2025年10月10日
-
コシヒカリ3万3000円に JA常総ひかりが概算金改定 集荷競争激化受け2025年10月10日
-
大豆の吸実性カメムシ類 甲信、東海、北九州一部地域で多発 病害虫発生予報第8号 農水省2025年10月10日
-
(456)「遅さ」の価値【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月10日
-
「いちご新規就農者研修事業」2026年度研修生、若干名を追加募集 JA全農岐阜2025年10月10日
-
10月23日に生活事業総合展示会 贈答品や暮らしを豊かにする事業を提案 JA全農いばらき2025年10月10日
-
本日10日は魚の日 岡山県産「冷凍かき」など90商品を特別価格で販売 JAタウン2025年10月10日
-
収穫が遅れた完熟の「黄かぼす 食べて応援企画」実施中 JAタウン2025年10月10日
-
国消国産の日 一斉行動日イベント「国消国産×防災」開催 JA全中2025年10月10日
-
「日産ビオパーク西本郷」と「小野田工場ビオトープ」が環境省「自然共生サイト」に認定 日産化学2025年10月10日
-
「えひめ・まつやま産業まつり-すごいもの博 2025-」に出展 井関農機2025年10月10日