参議院の第2党は市場原理主義反対党2013年7月23日
この欄は、広く農政に関わるニュースを速報し、それに寸評を加えたものです。
上の表は、こんどの参議院選挙の比例区の結果である。実績とシミュレーションを示している。
はじめに、実績をみよう。
比例区は死に票が少なく、選挙者の意向を忠実に反映する、といわれている。だが、この結果は、そうなっていない。表のなかで、得票数が生活の党以下の党の得票数は、合計して255万票あるが、それが全て死に票になった。
ここで言いたいことは、比例選挙のこうした歪みではない。その原因になっている、野党の、ことに市場原理主義に反対している党の四分五裂の状態を指摘したい。
◇
もしも、これらの党が大同団結していたら、どうなるか。統一名簿方式でもいい。その党派を仮に市場原理主義反対党と名づけよう。そのシミュレーションの結果を示したのが、表の右側の欄である。単純に市場原理主義に反対している党の得票数を合計したものである。
そうすると、この党が参議院で、公明党や民主党を超えて、自民党に次ぐ第2の大政党になる。副議長を出すほどの大政党になる。
◇
第2党といっても、第1党の半分でしかないと、あざ笑う人がいるかも知れない。
だが、第1党などの、市場原理主義を推進する党のなかにも、実は市場原理主義に反対の政治家が少なくない。その人たちに呼びかければ、第1党の大政党になるだろう。そして、政権を託されるだろう。その可能性は充分にある。日本の政治が根本から変わる。
格差を拡大する弱肉強食の市場原理主義に反対の主権者は、この状態を望んでいる。そして、市場原理主義に反対する諸政党に対して、強く要求している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(164)-食料・農業・農村基本計画(6)-2025年10月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(81)【防除学習帖】第320回2025年10月18日
-
農薬の正しい使い方(54)【今さら聞けない営農情報】第320回2025年10月18日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第114回2025年10月18日
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
25年度上期販売乳量 生産1.3%増も、受託戸数9500割れ2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日