【コラム・消費者の目】日本化するハロウィン2014年12月12日
最近、日本でもハロウィンという言葉をよく耳にするようになりました。
元々は古代ケルト人の秋の収穫祭が起源と言われ、アイルランドや英国など英語圏の国々を中心に行われていた風習です。植民地時代を経て、イギリス文化の影響を受けたアメリカなどにも引き継がれます。
やがてアメリカ風にアレンジされた結果、悪霊を寄せ付けない怪物の仮装だけでなく、漫画や映画のキャラクターに扮するなど自由な仮装を楽しむことが流行しました。
◇ ◇
このアメリカ風のハロウィンは、ディズニーランドのイベントの影響もあって、徐々に日本にも広まるのですが、クリスマスと違ってハロウィンはさすがに定着しないのではないかと思っていました。
ところが、気が付いてみると仮装を楽しむ若者が渋谷のスクランブル交差点を埋め尽くしているではありませんか。しかも、持前の器用さで非常に精巧な特殊メイクを施しているのです。
日本人の柔軟さと楽しむことへの貪欲さには驚かされます。
◇ ◇
考えてみれば面をかぶって舞ったり、秋田の「なまはげ」のように怪物の霊力を借り邪気をはらったりという日本の土俗文化は、ハロウィンとの相性抜群なのかもしれません。そこにアニメのコスプレ文化が融合して、日本独特のものになっているように思います。
欧米系の村民が多い小笠原村父島など、毎年盛大なハロウィンが行われている地域もあります。ハロウィンが地域創生の起爆剤になるのではないかと密かに期待しています。
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