【コラム・消費者の目】「ぶどう」に期待2016年10月6日
今から40年以上前、私が小学生だったころは、ぶどうと言えば「巨峰」か「種なしぶどう」でした。当時は「種なしぶどう」といえば「デラウェア」のことでした。子供だった私には巨峰の皮が剥きづらく、種の口ざわりもあまり好きではありませんでした。一方、種なしぶどう(デラウェア)は、口に入れてちょっと力を入れただけで皮から実がつるんと飛び出してきますので大変食べやすく、種もなかったので大好きでした。小粒なので一度に5個も6個もほおばって皮だけ出すのが私の得意技でした。
◇ ◇
最近はスーパーの店頭にも様々な品種のぶどうが並ぶようになり、大粒なのに種のない品種もたくさん出回っています。30年ほど前に初めて英国に行った際に、皮ごと食べられるぶどうを初めて食べた時とても感動しましたが、今では日本でも皮ごと食べられる品種が数多く品種登録されています。食べる際に手が果汁でべとべとにならないのは、不器用な私にとって大変ありがたいことですので、多少高くても皮ごと食べられるものを選んで買ってしまいます。
◇ ◇
ぶどうは世界で一番生産されている果物で、世界には1万種以上のブドウが存在するといわれています。国連食糧農業機関によると2013年の生産量トップは中国の1155万トンで、2位イタリア、3位アメリカと続きます。日本のぶどうの輸出先の9割は台湾と中国ですが、中国の消費量の伸びを考えると、今後もっと輸出量が増えるのではないかと思います。しかし、中国の爆食の影響で、おいしい日本のぶどうが手ごろな値段で手に入らなくなるのは困ります。季節感を感じられるぶどうは私にとって特別な存在です。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ダイズ、野菜類、花き類にオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年9月3日
-
【農協時論】小さな区画整理事業 生産緑地保全と相続対策の要に JA東京スマイル 眞利子伊知郎組合長2025年9月3日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 愛媛県2025年9月3日
-
【注意報】ねぎ、キャベツなどにシロイチモジヨトウ 府内全域で多発のおそれ 大阪府2025年9月3日
-
【注意報】いちごに炭疽病 県下全域で多発のおそれ 愛媛県2025年9月3日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲の仕上げ防除 カメムシ対策は必須 暑さで早めに対応を2025年9月3日
-
ミサイルは兵糧攻めに有効か【小松泰信・地方の眼力】2025年9月3日
-
「コウノトリ育むお米」4万4000円 JAたじまが概算金 「消費者も付加価値を理解」2025年9月3日
-
【人事異動】農水省(9月2日付)2025年9月3日
-
8月大雨被害に営農支援策 農機修繕、再取得など補助2025年9月3日
-
緑茶輸出 前年比9割増 7月の農産物輸出実績2025年9月3日
-
JA貯金残高 107兆337億円 7月末 農林中金2025年9月3日
-
『農地六法 令和7年版』発売 農地法関連政省令・通知を完全収録2025年9月3日
-
「アウト オブ キッザニア in えひめ」で「だしの伝道師」担当 マルトモ2025年9月3日
-
大阪・関西万博で「EARTH MART DAY」開催へ 食と農の未来を考えるイベント クボタ2025年9月3日
-
【人事異動】日本製紙(10月1日付)2025年9月3日
-
【人事異動】エスビー食品(10月1日付)2025年9月3日
-
鳥取県産「二十世紀梨」過去20年で最も甘い出来栄え「とっとり梨フェア」開催2025年9月3日
-
コメリ「安さ毎日」約2000アイテムの商品で生活応援2025年9月3日
-
ウルトラファインバブル水活用で牛の飼養管理改善 カクイチと共同実証実験開始 デザミス2025年9月3日