自家用車の未来は?2018年3月4日
高齢者による交通事故のニュースを頻繁に目にするようになりました。年々老眼が進み、反射神経も鈍くなっている私にとって、決して他人事ではありません。2年前まで乗っていたハイブリッド車は、スピードメーターがデジタルだったので、数字を読み取るのに苦労しました。今乗っている軽自動車のアナログのスピードメーターは、針の角度でスピードがわかるので、本当にありがたいです。
(写真)自家用車のイメージ
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しかし、本当に高齢者による交通事故は増えているのでしょうか。免許保有者10万人当たりの交通事故件数は、「16~19歳」が飛び抜けて多いのだそうです。続いて「20~29歳」、「80歳以上」と続きます。ところが、年代別の事故件数そのものを比較すると、80歳以上による交通事故数がもっとも少ないのだそうです。80歳以上で運転している人の数が他の年代に比べて少ないのですから、当たり前と言えば当たり前の結果ですね。
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では、死亡事故件数はどうでしょう。免許保有者10万人あたりの80歳以上のドライバーの死亡事故件数は、16~19歳とほぼ同じですから、80歳以上のドライバーは16~19歳と同じくらい死亡事故を起こしやすいと言えるでしょう。しかし、16~19歳、80歳以上のドライバーの死亡事故件数は、様々な努力が実って10年前の半分程度に減っています。
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自家用車によって得られる利便性と事故のリスク。簡単に免許を返納してはどうですかとは言えません。運転者のアシスト機能や自動運転の技術が進めば、交通事故そのものがさらに減るばかりでなく、公共交通機関のない地域での移動手段として期待できると思います。そんな夢のような時代はもうすぐそこまで来ている気がします。
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