フリマアプリを上手に使えば【消費者の目・花ちゃん】2021年6月5日
コロナ禍の巣ごもり需要に後押しされフリマアプリが躍進しています。このサービスは、自分がいらなくなったものを売りたいと思っている人と、その商品を欲しいと思っている人の間に立って、売り買いや配送などをサポートしてくれるインターネットを使ったフリーマーケットです。娘が赤ちゃん時代に使っていた衣類を捨てるに忍びなくて、近くの公園のフリーマーケットに参加したことがありましたが、思った以上に買ってくれる方がいて、捨てればごみにしかならないものが他の人の役に立つのだと感動した思い出があります。
最近、娘に教えられてメルカリというフリマアプリを利用したところ、あまりに快適なのでフリマ熱が再燃しています。スマホで商品を撮影し、商品の状態や説明を追加します。その品に対する自分の思いなどを込めていると、つい力が入ってしまいます。書いているうちにその不用品の良さを再確認して、出品を思いとどまったものもありました。そのモノと向き合う機会を得たことは予想していなかった効用でした。
フリマアプリでは自分で値段を決めます。値段の相場観さえ適切であれば、出品してすぐ売れることも少なくありません。価格を自分で決められるという点では、農産物の直売所の感覚かもしれません。何を出品するか、いくらで出品するか考えているうちに、自然と買い手のニーズや相場観に敏感になっていきます。また、他の人が出品している商品を眺めるだけでも勉強になります。農産物や苗がフリマで売られていることに驚きました。
コロナ禍にあっては人々の行動が制限され消費行動にも変化が起きています。その変化を憂うるのではなく、うまく利用していくことが大切だと思います。
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【消費者の目:花ちゃん】
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