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【消費者の目・花ちゃん】ミツバチとともに2025年12月18日

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 11月22日から24日の3日間、茨城県つくば市のつくば国際会議場で「ミツバチサミット2025」が開催されました。今年のテーマは「Well―BEEing! よりよい社会をミツバチたちと作ろう」。全国の研究者や学生、養蜂家、ミツバチに関心を持つ人々が集い、知識と情報を交換する貴重な場で、今回で4回目を迎えます。私も参加し、世界的な問題となっているミツバチヘギイタダニの最新防除技術について多くの学びを得ました。

 ミツバチは花粉交配に欠かせず、特にイチゴなどの施設栽培では品質向上と省力化に大きく貢献しています。その経済効果はセイヨウミツバチだけで年間1800億円に上るとも試算されています。しかし近年、ミツバチヘギイタダニと、それが媒介する縮れ翅ウイルスによるバロア症が深刻化し、蜂数の減少や蜂群崩壊を引き起こしています。実際、2024年4月から25年4月にかけて、アメリカの養蜂家が管理する蜂群の損失率は55・6%に達し、調査史上最高となりました。

 原因の筆頭はやはりダニによる被害です。国内でも2025年には交配用ミツバチが不足し、蜂群崩壊で半数を失った養蜂家も出ています。ダニ剤による化学的防除に加え、粘着トラップなど物理的防除、女王蜂の産卵抑制や雄蜂児除去など生物的防除を組み合わせた総合防除が重要です。

 さらに、花粉交配後のミツバチを放置すると、ダニなどの感染源になる恐れがあります。必要時期が終わったミツバチは返却・焼却など適切に処理し、栽培農家と養蜂家が連携して健全なミツバチ環境を守ることが求められています。ミツバチの健全性を保つ取り組みは、農業全体を支える基盤づくりにもつながっていくのです。

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