新会長に生源寺・名大教授を選出 政策審議会2013年7月25日
食料・農業・農村政策審議会が7月25日に開かれ、委員の互選により新会長に生源寺眞一名古屋大学大学院教授が選出された。
生源寺会長(写真中央)は「この審議会は食料・農業・農村の10年後、20年後、さらにその先を見据えながら足下の施策についても審議する任務を負っていると理解している。
審議をするにあたっては農業、農村の現場の判断はもちろん大事だが、農業を支えている消費者、政策の財源を支える納税者としての国民の目から見ても筋の通った政策であることも必要。その意味では、このようにオープンなかたちでの審議は非常に大事だと思っている」とあいさつした。また、この間の政権交代、さらに再交代という流れのなかで、基本法が掲げた理念と最近の政策を検証することも必要だとして「今後前向きに考えていくには、これまでの流れを振り返ってみるということも大事ではないか。そうした観点の議論もお願いしたい」とも話した。
会長代理には武内和彦・東大国際高等研究所教授が指名された。 審議会後には企画部会が開かれ、中嶋康博・東大教授が部会長に互選され、藤井千佐子・福岡大非常勤講師が部会長代理に指名された。企画部会では林農相からの有機農業の推進に関する基本方針についての諮問を受け、有機農業の推進に関する小委員会の設置を決めた。
○食料・農業・農村政策審議会委員
▽安齋さと子(安斎果樹園代表取締役)
▽市川まりこ(食のコミュニケーション円卓会議代表)伊藤順朗(セブン&アイ・ホールディングス取締役執行役員)
▽小泉武夫(東京農業大学名誉教授)
▽香?重美(共同通信社編集局ニュースセンター整理部委員・部次長)
▽小林栄三(伊藤忠商事取締役会長)
▽近藤一海(農事組合法人ながさき南部生産組合会長理事)
▽生源寺眞一(名古屋大学大学院生命農学研究科教授)
▽武内和彦(東京大学国際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構機構長)
▽中嶋康博(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
▽萬歳章(全国農業協同組合中央会会長)
▽藤井千佐子(福岡大学経済学部非常勤講師)
▽藤井雄一郎(藤井牧場代表取締役)
▽松永桂子(大阪市立大学大学院創造都市研究科准教授)
▽松本広太(全国農業会議所専務理事)
▽三石誠司(宮城大学食産業学部教授)
▽藻谷浩介(日本総合研究所調査部主席研究員)
▽山内明子(日本生活協同組合連合会執行役員・組織推進本部本部長)
▽山口範雄(味の素代表取締役取締役会長)
▽横田友(秩父市農業委員・埼玉県女性農業委員協議会会長)
▽渡邉紹裕(京都大学大学院地球環境学堂教授)
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