【新組合長に聞く】JA本渡五和(熊本県)吉田組合長「2024年物流問題に3JA連携で対応 後継者育成も」2023年7月18日
今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。6月24日に選任されたJA本渡五和(熊本県)の吉田誠組合長に聞いた。
JA本渡五和 吉田誠組合長
吉田組合長は直面する課題について、いわゆる2024年物流問題への対応を挙げた。「天草地区が首都圏などから遠いことを考えると、資材高騰も加わって農産物の輸送費が予想以上に高くなることが考えられます。生産者の負担が重くなることにいかに対応するかが求められます」と語る。
こうした中で対応策として天草地区の3JAで連携して取り組みたいと語る。「すでに農薬の共同仕入れなど共通してできることには取り組み始めており、物流問題でも協力して対応を考えたいと思います」と話す。また、国の産地指定野菜にもなっているレタスについて「3JAのスケールメリットを生かして『天草のレタス』としてさらにPRしていきたい」とJA間の連携強化に意欲を示した。
また、全国的に後継者不足が指摘される中、後継者育成に向けては、「柑橘類を生産する急傾斜地で基盤整備を進めて機械が入れるようにするなど、省力化によって次の世代が働きやすい環境づくりを進めています」と話す。さらに小規模農家が出荷できる直売所での販売支援にも取り組みたいと抱負を語った。
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