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【新組合長に聞く】JAえちご上越(新潟県)羽深会長「10年連続『特A』の発信強化 大規模法人との連携模索も」2023年7月26日

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今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。今回は5月30日に選任されたJAえちご上越(新潟県)の羽深真一経営管理委員会会長に聞いた。

JA人事_JAえちご上越新経営管理委員会会長 羽深真一.jpgJAえちご上越
羽深真一経営管理委員会会長

羽深会長は直面する課題として、組合員数の減少と担い手不足を挙げる。「上越地域は中山間地域が多く、担い手不足が進んでいます。農協で3年間働いてから就農してもらう制度なども設けていますが、思うように担い手確保につながっていません。行政や関連団体とも連携して新たな発信の仕方を考えたいと思います」と語る。

米どころの新潟県にあって上越地域のコシヒカリは評価が高く、食味ランキングで10年連続「特A」の評価を受けた。羽深会長はその強みを生かしたいと強調する。「今月、4年ぶりに全国30数社の卸関係者などを集めた懇談会を開いて意見交換しました。生産者や卸関係者の要望も聞きながら情報発信に努め、魚沼産コシヒカリに負けないネームバリューをつけたいと考えています」と意気込みを語る。

こうした取り組みも含めて大規模法人との関係性の構築も検討したいと話す。「兼業農家など多様な担い手がいますが、JA管内では法人設立が増えてきています。上越地域の農業振興に向けて大規模法人と連携して上越産コシヒカリをPRするなど関係を強化したいと考えています」。

来年春の合併に向けて、隣の「JAひすい」との協議が進んでいる。羽深会長は「スケールメリットとともに、それぞれ特徴的な農産物があるので、お互いのいい部分を取り入れながら上越地域が一体となって発展をめざしたいと思います」と抱負を語った。

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