鶏糞バイオマス発電を支援 農林中金2014年3月27日
農林中央金庫と農中信託銀行は3月26日、岩手県二戸市に本社のある十文字チキンカンパニーが取り組む鶏糞バイオマス発電事業に対する総額25億円のシンジケート・ローン(複数金融機関による融資)を組成したと発表した。
十文字チキンカンパニーは地域農家とのつながりのもと、種鶏や養鶏の飼育生産から鶏肉加工販売までの一連の商流全体を事業領域とする農業法人で従業員は1000人を超える。鶏糞バイオマス発電事業は岩手県軽米町で総投資額60億円をかけ取り組む。同発電設備の投資額としては過去最大となる。
養鶏産地では畜糞処理費用が大きな負担だが、鶏糞バイオマス発電はこれらの問題を解決し、地域農業の競争力強化につながる画期的な事業であることから農林中金と農中信託銀行は融資を決めた。今後は発電過程で生じる鶏糞灰処理など事業面での提案も行っていくという。
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