自然との協働による地域づくり 共済総研が冊子2014年10月29日
JA共済総研はこのほど、公開研究で行ったセミナーの内容を冊子(写真)にまとめた。「自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり」のテーマで行ったセミナーで、報告内容のほか、明治大学野生科学研究所の中沢新一特任教授があとがきを加えた。
報告内容は「中山間地域医療期間を拠点とした地域コミュニティ再生構想」(愛知県厚生連足助病院・早川富博院長)、「地域と共にJA愛知東が目指す相互扶助の土壌づくり」(愛知県JA愛知東・河合勝正組合長)、「再生可能エネルギーの導入と地域活性化」(東京農業大学農山村支援センター・渋澤寿一副代表)。
パネルディスカッションで助言した中沢特任教授はあとがきで、現代の世界が、極端な格差の拡大による資本と労働の対立が激しくなっており、これに自然を加え、新しい形の妥協の形態をつくり必要があると指摘。そこに「組合」の意義を見出す。
冊子はこの視点から、愛知県東三河地方で医療や協同活動を通じて、相互扶助のコミュニティづくりを目指す足助病院と、JA愛知東の取り組みをみることができる。
内容は同研究所のホームページに掲載されている。冊子への問い合わせはJA共済総合研究所(電)03‐3262‐9684(代表)。
(関連記事)
・【人事速報】JA共済総研 塚谷治次氏が新専務(2014.08.19)
・スウェーデンの農業ケアを詳述 JA共済総研(2014.04.11)
・永続的な地域社会、どうつくるか JA共済総研(2014.03.14)
・自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり JA共済総研がセミナー(2014.02.19)
・江戸時代農村の共済起源など報告 JA共済総研(2013.10.07)
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日
-
北海道檜山特産品マルシェ「ひやマルシェ」開催2025年9月12日
-
農福連携 食品産業向け展示商談会「ノウフク見本市2025in大阪」開催2025年9月12日
-
次世代モデルの人工光型植物工場「福井美浜工場」竣工 椿本チエイン2025年9月12日