【決算】総資産額5491億円 JA全国共済会2015年6月5日
JA職員などの退職金原資の積立て事業を行っている(一財)全国農林漁業団体共済会(JA全国共済会)は6月4日の理事会で26年度決算を承認した。
総資産額は前年度より16億円増えて5491億円で過去最高となった。これは全JAの退職給付債務額の約47%に相当する。 「制度」(役職員の退職金原資を非課税で積立て)と「施設」(個人の財産形成などを目的とした積立て)の100%加入実現県は1県増えて28都府県となった。
掛金収入は352億円(前年度341億円)、年金受入は41億円(同31億円)、退職給付金支給額は415億円(同377億円)となった。退職者は1万109人と前年の9090人より増えたことから支給額も増えた。新規加入者数は7444人だった。
加入口数が伸びたことや国債の償還にともなう利息収入で資産が増えた。 事業基盤強化準備金(運用資産の減価および金利リスク等発生時の給付保証にそなえての積立金)は必要額5億円を積み立て期末残高300億円とした。
給付還元安定財源は145億円で前年度を6億円上回った。
27年度の給付還元利率は「制度」が0.95%(前年度比▲0.05%)、「施設」が0.85%(同▲0.10%)。
第3次中期経営3か年計画では「制度」で新たな契約160万口、JAにとって最適な加入口数を計算・提示する総合JA管理設計利用目標85%実現に取り組む。
(関連記事)
・平成27年度の給付還元率を決定 JA全国共済会 (2015.03.06)
・【決算】総資産額、過去最高に JA全国共済会(2014.06.06)
・26年度還元利率「制度」1% 全国共済会(2014.03.07)
・総資産額は過去最高 JA全国共済会(2013.11.12)
・総資産額過去最高の5469億円 JA全国共済会(2013.07.04)
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米、稲WCSへの十分な支援を JAグループ2025年10月16日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】本質的議論を急がないと国民の農と食が守れない ~農や地域の「集約化」は将来推計の前提を履き違えた暴論 ~生産者と消費者の歩み寄りでは解決しないギャップを埋めるのこそが政策2025年10月16日
-
死亡野鳥の陰性を確認 高病原性鳥インフル2025年10月16日
-
戦前戦後の髪型の変化と床屋、パーマ屋さん【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第360回2025年10月16日
-
「国消国産の日」にマルシェ開催 全国各地の旬の農産物・加工品が集合 JA共済連2025年10月16日
-
静岡のメロンや三ヶ日みかんなど約170点以上が「お客様送料負担なし」JAタウン2025年10月16日
-
高齢者の安全運転診断車「きずな号」を改訂 最新シミュレーター搭載、コースも充実 JA共済連2025年10月16日
-
安心を形にした体験設計が評価 「JA共済アプリ」が「グッドデザイン賞」受賞 JA共済連2025年10月16日
-
東京都産一級農畜産物の品評会「第54回東京都農業祭」開催 JA全中2025年10月16日
-
JA協同サービスと地域の脱炭素に向けた業務提携契約を締結 三ッ輪ホールディングス2025年10月16日
-
稲わらを石灰処理後に高密度化 CaPPAプロセスを開発 農研機構2025年10月16日
-
ふるさと納税でこども食堂に特産品を届ける「こどもふるさと便」 寄付の使いみちに思いを反映 ネッスー2025年10月16日
-
「NIPPON FOOD SHIFT FES.」に出展へ 井関農機2025年10月16日
-
マルトモが愛媛大学との共同研究結果を学会発表 鰹節がラット脳のSIRT1遺伝子を増加2025年10月16日
-
マックスの誘引結束機「テープナー」用『生分解テープ』がグッドデザイン賞を受賞2025年10月16日
-
北海道芽室町・尾藤農産の雪室熟成じゃがいも「冬熟」グッドデザイン賞受賞2025年10月16日
-
夏イチゴ・花のポット栽培に新たな選択肢「ココカラ」Yタイプ2種を新発売2025年10月16日
-
パルシステムの奨学金制度「2025年度グッドデザイン賞」を受賞2025年10月16日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日
-
鳥インフル デンマークからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日