フィンテックベンチャーが農業分野での株式投資型CF開始 LTID2021年4月23日
世界中の農業の“デジタル農協化”をめざすフィンテックベンチャーの(株)ロングターム・インダストリアル・ディベロップメント(LTID)は4月27日、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、投資申込みの受付を始める。

同社は、AIを用いて「農家への与信管理」や「作物の流通価格、数量予測」を行い、それらのデータにより、「貸付(金融)」や「フードバリューチェーン構築」などのサービスをデジタル上で提供。クラウドファンディングでは、このほど開発した機能のスマートフォンアプリへの実装などのIT開発と、すでに開拓済みの農家に対する契約までのマーケティングをめざし、募集案内の事前開示を始めた。今回の資金調達により資本力の充実を図り、事業の成長に繋げる。募集期間は4月27日~4月29日。上限とする募集額は 3006万円(1口9万、1人5口まで)。
同事業は、農林水産省からの補助金採択とJICAとの共同事業化を受けてフィリピンで実証実験に取り組んでいる。現地での実務は農業に強い国立大学であるベンゲット大学の協力を得ており、コロナ禍においてもリモートで実証実験が継続されている。また、フィリピン政府からも好意的な反応を得ているという。
同社は、AIアルゴリズムの開発も自社で行い、ベンゲット大学や東京大学とも連携。特に生鮮野菜の価格予測アルゴリズムの構築に成功しており、同社は世界でも誇れる技術と自負している。今後は他の農作物への応用や、他国へも展開しビジネス範囲を広げる。また、配送途中の破損や小売店の売れ残りなどフードロス問題を解決し、売上拡大に努める。
取り組みの概要
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































