IFAD発行「ニュートリション・ボンド」栄養改善支援債へESG投資 JA共済連2024年7月24日
JA共済連は、国際農業開発基金(IFAD)が発行する「ニュートリション・ボンド」(栄養改善支援債)に50百万米ドル(約80億円)の投資を決定。同債券への投資は、世界初の取り組みとなる。
同債券は、IFADのサステナブル・ディベロップメント・ファイナンス・フレームワークに基づく取り組み。調達された資金は、開発途上国の貧困や飢餓に直面する農村地域の人々の食料安全保障の確保、女性や子どもたちの栄養不足の改善、慢性的な栄養失調に対処するプログラム等に充てられる。JA共済連は、同債券への投資を通じて、IFADの取り組みを資金面から支援する。
IFADは、1977年に設立された国連の専門機関で、イタリアのローマに拠点を置き、178か国が加盟。2021年、横浜市にアジア初となる日本連絡事務所を設立し、省庁、研究機関、大学、民間企業など日本との協力を深めている。また、IFADは、2025年から2027年の間に100万人を超える農村地域の人々を対象とした100億ドル規模のプログラムを実行することで、IFAD自身の掲げる目標の達成と影響力の拡大を目指している。

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