炊飯米飯生産量18万トンに 日本炊飯協会が20周年2015年5月22日
炊飯米飯の生産・販売会社の団体である公益社団法人日本炊飯協会が20周年を迎え、5月20日に都内で総会を開催した。
現在、炊飯米飯を含む中食・外食での米使用量は年間320万トンで、主食用米需要量785万トンの40%におよんでいる。
そのなかで、同協会会員(正会員:全国72社)の平成26年1月から12月まで1年間の総生産量は18万トン(前年度は17万7300トン)で精米使用量は8万2000トン。売上高は576億円で前年度より1.5%増加したと総会で報告された。
炊飯米飯の出荷先は、食料品販売店が57.0%ともっとも多く、次いで自社使用が23.1%で、上位2分野を合わせると8割となる。これ以外では、飲食店8.9%、旅館等5.8%、学校給食3.6%となっている。
総会では、福田耕作氏を会長に、坂田文男(株)新川屋社長を会長代行に選出した。福田氏は20年前に社団法人として同協会が発足したときの初代会長。また、三橋美幸(株)ミツハシ会長兼CEO、奥正明明治ライスデリカ(株)社長を副会長に選出した。
福田会長は総会後の懇親会で「『炊飯HACCP認定事業』によるごはんの安全・安心の推進、ごはんのおいしさの基準である『ご飯ランキング認定事業』、人づくりである『ごはんソムリエ認定事業』など」の協会の事業を積極的に進めていくとあいさつした。
(写真)挨拶する福田炊飯協会会長
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