SBS輸入米 2万5000t全量落札2017年11月30日
農林水産省は11月29日、29年度第2回SBS(売買同時入札)輸入米の落札結果を発表した。予定した契約数量2万5000tの全量が落札した。
契約予定数量の2倍以上となる5万4000tの申込数量があった。申込件数は199件、落札件数は96件だった。
外食などで利用される一般米枠は2万2500tが落札した。このうち米国産=1万3416t、豪州産=8276t、タイ産=768t、中国産=40tだった。
国産米と競合する米国産のうるち精米中粒種は1万2478tが落札。売渡価格は1t22万2828円(税込)。1kgあたり222円程度となる。買入価格は同11万9488円だった。
豪州産のうるち精米中粒種は500tが落札。売渡価格は1t21万8160円(税込)。買入価格は同11万円だった。
9月に行われた今年度第1回の入札でも2万4900tとほぼ全量が落札した。業界は外食・中食など業務用向けの国産米が不足し輸入米の需要が高まっている。
2回の入札を合計した国別の落札数量(一般米枠)は、米国産=2万9062t、豪州産=1万4090t、タイ産=908t、中国産=940tとなっている。
(関連記事)
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