金芽米、金芽ロウカット玄米が世界戦略米に 日本貿易保険年次報告20182019年7月29日
東洋ライスが開発した高付加価値米「金芽米」と「金芽ロウカット玄米」が、日本貿易保険の「年次報告書2018」で、中堅・中小企業の海外展開支援分野の主な引受プロジェクトとして取り上げられた。


海外で展開する「Kinmemai Better White(金芽米)」(左)と
「Kinmemai Better Brown(金芽ロウカット玄米)」
日本政府は、海外へのコメ輸出量を2019年に10万tと数値目標を掲げたが、2018年実績は約1万3800t。日本産のコメ同士で価格競争が激化するなど海外で苦戦を強いられている。
一方、金芽米と金芽ロウカット玄米は、農林水産省が取りまとめた「農林水産業の輸出力強化戦略」に「機能成分を売りにした高付加価値商品の販売促進(金芽米等)」と具体的な施策として記載されるなど、世界で戦える日本産米として注目されている。
東洋ライスは、2013 年より金芽米、2015年からは金芽ロウカット玄米の輸出を本格的に開始。従来は商社を介在する間接貿易だったが、海外における健康志向の拡大傾向から、より積極的に海外展開を行うため、一部地域で直接輸出を開始した。その際、代金回収リスクのヘッジ手段として日本貿易保険の中小企業・農林水産業輸出代金保険を利用している。
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