作況指数の基準となる2年産水稲の10アール当たり平年収量を決定 農水省2020年3月27日
農林水産省は、「水稲の作柄に関する委員会」(持ち回り開催)の意見を踏まえ、令和2年産水稲の全国農業地域別・都道府県別10アール当たり平均収量を決定した。
ふるい目幅1.70ミリでの令和2年産水稲の全国の10アール当たり平年収量は、前年産より2kg増加の535kgとなった。
ふるい目幅1.70ミリでの都道府県別の10アール当たり平年収量は、北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、埼玉県、千葉県、富山県、石川県、広島県、鹿児島県が前年産と比べ引き上げとなり、岐阜県、静岡県、高知県、大分県が前年産と比べ引き下げとなった。
水稲の10アール当たり平年収量とは次のとおり。
▽水稲の栽培を開始する以前に、その年の気象の推移、低温・日照不足などの気象被害の発生状況などを平年並みとみなし、実収量のすう勢を基に作成されたその年に予想される10アール当たり収量をいい、作柄の良否を表す作況指数の基準となっている。
▽全国の統一基準として、「1.70ミリのふるい目幅」で選別された玄米を基に産出した10アール当たり平年収量に加えて、平成27年産から生産現場における米の生産・流通実態を踏まえた「多くの農家が使用しているふるい目幅」で選別された玄米を基に産出した農家等が使用しているふるい目幅ベース10アール当たり平年収量も公表されている。
なお、この水稲の10アール当たり平年収量は、作柄の良否を表す作況指数の基準や、農作物共済事業における共済基準単収の算定などで利活用されている。
表=令和2年産水稲の全国農業地域別・都道府県別10a当たり平年収量(クリックで拡大)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日
-
「もしもFES名古屋2024」名古屋・栄で開催 こくみん共済coop2024年4月26日
-
農水省『全国版畜産クラウド』とデータ連携 ファームノート2024年4月26日