新たな酒米「福乃香」でオールふくしまの酒造り 動画公開 福島県2021年2月3日
福島県は、県内の「魅力」と「今」を伝え、元気と復興に向けた前向きな姿を発信するYouTube福島県公式チャンネルで、「福島県オリジナルの酒米『福乃香』」をテーマにした新しい動画の配信を開始した。

福島県が取り組む新しい酒米へのチャレンジを描いた動画。その中で、ふくしまの酒マイスターでソムリエの田崎真也さんは、福島県オリジナルの酒米「福乃香」で造られたお酒を口にして「バランスが非常にいい」と語り、「競うのではなく、まずは地元の人に愛され、他都道府県の方々が飲みたくなるお酒にすることが大事」と、オールふくしまの酒へ期待を寄せている。

福島県は、全国新酒鑑評会で金賞受賞数が7年連続日本一に輝くなど、酒どころとして知られるが、大吟醸酒などの原料に使われている酒米のほとんどは兵庫県のお米「山田錦」。かねてより「オールふくしまの酒をつくりたい」という思いがあった。15年の歳月をかけて生まれた福島県オリジナルの酒米が「福乃香」で、福島の酒米を使った「オールふくしま」の酒造りへの挑戦が始まっている。

「福乃香」は、高度精白が可能で、良質な日本酒ができるよう育成された系統。山田錦の血を引く「静系酒88号(誉富士)」を母に、酒質が優れる「山形酒86号(出羽の里)」を父として交配され、酒質等の確認を繰り返して誕生した。決して扱いやすい原料米とはいえないが、福島の酒造りの高い技術力を活かし、現在、県内26の酒蔵が福乃香で日本酒を仕込んでいる。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日