米の中・外食消費量 16か月連続減 米穀機構調査2022年1月28日
米穀機構(公益社団法人米穀安定供給確保支援機構)が1月25日に公表した米の消費動向調査結果によると中・外食の消費量は16か月連続で前年同月比減となった。
米穀機構の毎月の調査で中・外食での米の消費量はコロナ禍による最初の緊急事態宣言が解除された2020年6月から8月にかけては、わずかだが前年を上回って推移した。しかし、9月に▲3.0%とマイナスに転じて以降、昨年12月も▲0.4%と16か月連続で前年比マイナスとなっている。
感染者が急増した昨年7月、8月の第5波では▲7.8%、▲7.9%と減少幅も大きかった。現在も感染が拡大していることから今後の影響が懸念される。
昨年12月の1人1カ月当たりの米の消費量は4485gで前年同月比▲4.9%だった。このうち家庭内消費量は3044gで▲6.9%だった。
昨年11月には家庭内消費量が前年同月比+2.4%となったことから全体では+0.6となったが、再び全体でマイナスとなった。
米の購入・入手経路でもっとも多いのは「スーパーマーケット」で46.4%を占める。ついで「家族・知人などから無償で入手」が19.6%、「インターネットショップ」が8.4%と続く。無償での入手を除けば、インターネットでの購入が2番めに多いことになる。
購入単価はスーパーマーケットが1kg当たり365円、インターネットショップが520円となっている。
2020年9月に▲3.0%とマイナスに転じた。
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