中食・外食向け・米販売 5割以上群馬、福島など 農水省2022年3月15日
農林水産省は米のマンスリーレポート3月号で中食・外食向けの米の販売実態についてをまとめている。

年間玄米取扱い量4000t以上の販売事業者の協力で精米販売を行った数量のうち、中食・外食向けに販売した数量を平成27/28年度分から調査を実施している。今回は、令和2年7月から3年6月までの調査結果をまとめた。
それによると、中食・外食向けの販売割合は37%で前年並みとなった。販売割合の高い産地は▽群馬75%、▽福島68%、▽栃木58%、▽岡山57%、▽愛知53%、▽青森50%で6県が5割以上となっている。
群馬は昨年も67%でもっとも多かったが、今年はさらに増えて7割を超えた。
また、愛知はこれまで調査開始以来、上位10県に入っていなかったが、5位に登場した。同県では中食・外食向けの品種「あいちのかおり」が42%を占めている。
中食・外食向けに販売された産地品種銘柄ごとに価格帯別の販売量をみると、全銘柄平均価格(1万4529円/60kg)以下の銘柄が81%を占めていることが分かった。
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