主食用米の事前契約横ばい 欧米向け米粉輸出大幅増 マンスリーレポート2022年4月14日
農林水産省発行の「米に関するマンスリーレポート」の4月号によると主食用米の事前契約の数量が横ばいで推移している。
取扱い数量に対する事前契約比率は、平成26年産では30%だったが、その後、年々増加し平成30年産では50%となった。
ただ、その後は横ばいで推移し令和3年産(令和4年2月末)では48%となっている。数量は136万t。前年より16.6万減。このうち複数年契約が83万tとなっている。複数年契約の契約期間は3年間が大宗を占めている。
令和4年産ですでに複数年契約となっている量は2月末で56.4万tある。前年同月より4.2万t減となっている。
米の輸出状況は、今年1-2月で数量は3816tと対前年比+11%となった。輸出金額は約9億円で同+6%。
包装米飯の輸出数量は156tで同0%、輸出金額は約0.9億円で同+5%となった。輸出先は香港、米国、台湾が多い。2021年は年間で1129tと前年比▲6%だった。日本国内の需要増に対応したための輸出減で、海外のニーズは高いといわれている。
グルテンフリー食品としてニーズに応える期待が高い米粉の輸出は1-2月で65tで対前年比+2067%。金額は約2000万円で同+1068%と数量、金額とも大幅に増加した。輸出先は米国、ドイツ、オランダ、スウェーデンなどとなっている。
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