米飯給食の健康増進 実証研究へ (公財)医食同源生薬研究財団2022年4月20日
(公財)医食同源生薬研究財団は、今年度、米飯給食による健康増進をテーマにした研究を行うなどの事業計画を発表した。
約500の保育園と幼稚園の延べ2万5000人の子どもたちを対象に給食で提供される米飯の種類(加工玄米、精白米)が欠席率や欠席事由に与える影響を検討していくという。
同財団は昨年4月に一般財団法人として設立、「医食同源」の社会実装をめざし、調査、研究などを行ってきた。今年4月1日付けで公益財団法人として認定された。
財団では、健康を増進し疾患予防の効果があることが経験的に分かっているものの、その根拠が弱いことから広まっていない食品などについて実証的研究を行い科学的根拠を明らかにして食生活の改善を促進していく活動をめざす。生活習慣病の予防や医療費削減にもつながるとしている。
米をはじめ国産の農産物の重要性について「医食同源」の観点から評価が高まれば需給バランスの改善にもつながることも期待される。
財団主導研究としてはほかに、コメ由来サプリメント類が健康に及ぼす影響の検討も行う。
ほかに研究助成事業も行う。2022年度助成金は、総額上限3000万円、研究1件につき原則300万円以内。公募期間は2022年4月~2023年3月。公募テーマや助成金の詳細は選考委員会と理事会で決定する。
同財団の設立者は雜賀慶二東洋ライス代表取締役兼研究開発本部長。代表理事は米井嘉一同志社大生命医科学部教授。
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