米粉 米国向け輸出が回復 2022年1~5月期 対前年207%2022年7月7日
今年1月~5月の米・米加工品の輸出実績は数量で対前年同期比+14%、金額で+23%となった。米粉は+207%となっている。
米・米加工品の輸出数量は2万154t。金額は233億円となっている。
商業用の米の輸出は1万122tで同+16%、金額は26億円で同+13%となっている。輸出先は香港(3622t)、シンガポール(2140t)、米国(1172t)となっている。
米粉は89tで同+207%、米粉麵は11.9tで同+52%となった。
農水省によると昨年はコンテナ不足で海上運賃が3~5倍上昇したため、とくに米国向けの米粉輸出がほとんど止まってしまった。しかし、現地の在庫が切れたため輸出が再開しているという。ただ、海上運賃は高水準のため現地からの求めに応じて輸出している状況のようだ。
米粉の輸出実績は2020年には226tでこのうち米国が184tを占めたが、21年は全体で68%減の72tに留まった。今年はすでに昨年の年間実績を超えており、今後の伸びが期待される。
農水省は米粉の需要拡大を図るには、国内だけではなく海外での需要を創り輸出を拡大していくことが重要としている。2017年にはノングルテン米粉表示基準を農水省が制定し2019年からノングルテンの第三者認証を米粉協会が開始している。米は成分としてグルテンを含んでいないためグルテンフリー市場の取り込みが重要となる。米国や欧州を中心に拡大しており、2024年にはグルテンフリー市場は約100億ドルに達する見込みだ。
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