飼料用米は良い飼料 国内で生産を 養豚農家・木村洋文さん2024年12月9日
日本飼料用米振興協会が12月5日に開いた意見交換会で、青森県の養豚農家、木村洋文さんは「(国産の)飼料用米は良い飼料で、米農家の安全装置でもある」と語った。以下は発言要旨。
養豚農家・木村洋文さん
12年ほど前から飼料用米を使っているが、肉の食味が改善される良い飼料だ。輸入トウモロコシと違ってカビ毒がほぼなく、為替に左右されず、輸送コストも安い。トモロコシは今後どんどん輸入できるのか。国内で備えた方がいい。
飼料用米は米農家の安全装置として機能した。財務省は国の負担を気にしているようだが、今年は飼料用米が激減した。主食用米が高いからだ。今後、稲作も大規模化が進むと手をかけられないので、30%くらいは飼料用米を作るのがいい。
飼料用トウモロコシは東北でも少しずつ作られているが、カビや乾燥コストの問題がある。北海道とか高原、太平洋側の山の上とかでなければ厳しいのかなと思っている。
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