煽らぬよう自制したがジレンマも コメ不足報道検証すると 佐藤庸介NHK解説委員2024年12月9日
日本飼料用米振興協会が12月5日に開いた意見交換会で、NHKの佐藤庸介解説委員は「不安を煽らぬよう冷静な報道に努めたが、ジレンマもあった」とコメ不足報道を振り返り、コメ政策への意見も述べた。以下は発言要旨。
8月下旬からニュース急増
「コメ不足をテレビが煽ったのではないか」といわれる問題を考えたい。
民放の報道については詳しくなくコメントする立場にないが、NHKのニュースは全体として状況の後追いで、先んじて煽ったわけではなかった。ニュース量が急増したのは8月下旬からで、全国のスーパーでコメがなくなり騒がれ始めた後だ。それが9月まで続いた。
当局、系統の情報発信にも課題
われわれは「煽りたくない」と思い農水省の見解も伝えたが、消費者からしたらスーパーにコメがなく、「報道は国の言い分を垂れ流しているだけ」と思ったのではないか。「冷静な報道」が実態と乖離するジレンマも感じた。
当局や、系統も含めステークホルダーの情報の出し方にも課題があったのではないか。当局には、より積極的なコミュニケーションを求めたい。
急な高騰、消費冷やす恐れ
米価は、再生産費が賄え消費も冷やさないマイルドな上がり方が良かったと思うが、こんな急激に上げたら消費者は反応する。
需要が年10万トン減ることを所与の条件に、需給をタイト目にして米価を維持するために仕組んでいるので、需要がちょっと予想より上振れしたくらいでこんなことになってしまう。政策の枠組みがあまりにも需給の変化に弱すぎる。「農政当局はやっぱり生産者しか見ていない」と言われても仕方がないし、需要が冷え生産者がしっぺ返しを食う。
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