「金芽米」活用で市職員の花粉症予防・改善にチャレンジ 大阪・泉大津市2025年3月7日
大阪府泉大津市は2月2日、東洋ライス、日本医科大学耳鼻咽喉科学講座・大久保公裕氏と「金芽米による花粉症の改善に向けた実証実験に関する覚書」を締結。東洋ライスの「金芽米(きんめまい)」を活用した『泉大津市花粉症予防・改善プロジェクト』を4月から実施する。

プロジェクトの実施スキーム
同プロジェクトでは、花粉症の症状がある泉大津市の職員とその家族を対象に約13か月間金芽米を食べてもらい、金芽米の喫食前後における花粉症の症状を検証する。
「金芽米」は、東洋ライスが持つ独自の技術により、健康成分が多く含まれる糠成分を残し精米加工された米。泉大津市では、これまで学校給食や妊婦への健康支援として市の各種事業で金芽米を活用している。
花粉症は1998年以降、有病率が10年ごとに約10%増加。2019年時点において全国で42.5%の人が花粉症と推定され、仕事や家事のパフォーマンス低下や、学力、記憶力などの低下が指摘されている。また、「金芽米」は、金芽米を食べている人へのアンケート調査で、『食生活に取り入れることで、季節の変化に伴うムズムズ感が気にならなくなった気がする』などの声がある。
今回のプロジェクトは、職員とその家族の健康増進を図ることを目的に実施。今後は4月から約13か月間、花粉症の症状がある市職員とその家族(100家族を想定)が金芽米を喫食し、アンケートに回答する。また、「日本アレルギー性鼻炎標準QOL調査票」を含めたアンケート結果を日本医科大学・大久保公裕主任教授が分析し、2026年秋頃に結果を公表予定。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































