精米の安定供給へ ナカムラ米販を完全子会社化 ベルク2025年8月5日
食品スーパーマーケットを展開する株式会社ベルク(埼玉県鶴ヶ島市)は8月1日、精米の安定供給体制強化のため、株式会社ナカムラ米販(埼玉県越谷市)の全株式を取得。完全子会社としたことを発表した。
ナカムラ米販の中村貞昭社長(右)とベルクの原島一誠社長
ナカムラ米販は、「生産者の顔が見えるお米」にこだわり、新潟県、石川県、宮城県、秋田県、千葉県、茨城県など各地の信頼できる農家から仕入れた高品質な米を独自に精米・販売している。ベルクは、同社を同グループに迎えることで、精米の継続的かつ安定的な供給体制を構築。消費者に安全・安心で高品質な商品を届ける。
埼玉県越谷市内の店舗でナカムラ米販が精米した備蓄米を販売(6月2日)
完全子会社化に先立ち、ベルクグループは、ナカムラ米販が精米した米の仕入を開始。昨今の米不足の状況において安定した集荷を実現するなど、すでにシナジー効果が表れ始めている。また、精米工場をグループ内に持つことで、生産者から玄米で積極的に直接仕入することが可能に。6月には、ベルク販売用備蓄米の精米もナカムラ米販が担い、迅速な店頭販売開始を実現した。
ベルクは、ナカムラ米販の株式100.0%取得。取得価格は非公表。
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