米価 「上がる」判断が急増 8月 関係者調査2025年9月5日
米穀機構は9月5日、今後の米の需給や価格についての関係者の判断についての8月分調査結果を公表した。
主食用米の需給動向の現状判断DIは、58で前月から7ポイント増えた。
向こう3か月の見通し判断DIは、53で前月から11ポイント増えた。今後、需給が締まるという見方が増えた。
主食用米の米価水準の現状判断DIは、85で前月から8ポイント増えた。向こう3か月判断DIは、69で前月から23ポイントと急増した。今後、米価が上がるという見方が強まっている。
取引関係者が今回の判断を行うにあたって考慮した要因は、米穀の調達状況がもっとも多く、50%で前月より8ポイント増えた。
また、作柄は前月の5%から18%へと増えた。
本紙の取材でも7月下旬に空気が変わったというJA担当者の声が聞かれ「猛暑と渇水が作柄に影響し需給が見通しにくくなっている」との指摘や、猛暑と渇水への懸念に加え「需要が上振れしたとの農水省発表も重なって集荷競争が激化している」との話もある。
小泉進次郎農相は5日の会見で発表されたDI値について「7年産の概算金の発表が続いているなか、概算金の状況を踏まえたものではないか」と述べるとともに、昨日、懇談したJA秋田中央会の小松忠彦会長が現在の米価について「生産者側にも高すぎる感覚がある」と述べたことをふまえて「大事なことは安定価格をどのように実現し、安定供給を実現できるか」と話し「注視しつつ対応策を考えていきたい」と述べた。
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