独自素材「MBP」に骨を伸ばす効果 アジア栄養学会議で発表 雪印メグミルク2015年5月25日
雪印メグミルク(株)は、同社の独自素材である「MBP」の骨への作用に関する新たな知見を、第12回アジア栄養学会議において発表した。
これまでの研究により、「MBP(乳塩基性タンパク質)」には、骨代謝改善効果があることが判明している。今回初めて、マウスの大腿骨の長さを調べることにより、「MBP」に骨を伸ばす効果があることが分かった。また、そのメカニズムには、ホルモンの分泌が関与していることが示唆された。
「MBP(乳塩基性タンパク質)」は、牛乳由来の機能性成分であり、その骨代謝改善効果は、細胞実験からヒト試験に至るさまざまなレベルで確認されている。成長期マウス・ラットでは、「MBP」の摂取により、骨端成長板の長さや軟骨細胞数が増加することが分かっている。
同研究では、マウスに「MBP」を0.01%・0.1%・1%溶かした水を10週間摂取させた結果、「MBP」を摂取していないマウスと比較して、大腿骨の長さが有意に長くなった。
また、そのメカニズムを解明するため、成長ホルモンの分泌を促すグレリン(胃で産生されるペプチドホルモン)やIGF-1(インスリン様成長因子)の血中濃度を調べたところ、有意に増加していることを確認した。
「MBP」投与後の大腿骨の長さ 
【研究発表・学会概要〕
◎第12回アジア栄養学会議(第69回日本栄養・食糧学会大会と合同開催)
◎会期:平成27年5月14日?18日
◎会場:パシフィコ横浜
◎発表演題:「MBP(乳塩基性タンパク質)」は、成長期マウスにおいて骨の長軸方向の伸長を促進する。
◎発表者:石田祐子氏など
◎発表日:5月16日
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