咳音検知技術「SoundTalksTM」活用 飼養豚の体調管理で実証実験開始2021年11月2日
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン、臼井農産、NTT東日本は11月1日、養豚業界における畜産動物の健康維持、農場の生産性向上・出荷品質向上に向けて、「咳音検知技術」を活用した飼養豚の体調管理に関する実証実験の取り組みを開始した。
実施概要イメージ
養豚において飼養豚の健康状態は、農場巡回と検査、生産成績のスクリーニングにより確認されている。今後は従来の方法に加え、国が進めている「スマート農業」の概念にのっとり、デジタル技術を活用。農場での豚の健康状態を客観的かつリアルタイムに把握することが、労働力の省力化や豚の健康維持管理に影響を与えると考えられる。
ベーリンガーインゲルハイムは、「SoundTalksTM 」の名称で咳音検知技術(音声モニタリングテクノロジー)をグローバルに展開。飼養豚の健康維持管理において養豚農場を支援してきた。今回、日本国内の養豚場で、その実地検証をするため、養豚におけるデジタル化を推進している臼井農産とNTT東日本と連携して実証実験に取り組む。
取り組みでは、ベーリンガーインゲルハイムが専属的に販売権を持つ「SoundTalksTM」をベースにした咳音検知技術により、半径10メートル以内の飼養豚から発せられる咳音を24時間365日検知。計測したデータは、クラウド上のサーバーに蓄積され、SoundTalksTMのAIにより農場独自の咳の発生状況をユーザーにスマートフォンアプリまたはコンピューターのWebサイトを介して知らせる。また、咳音の検知と同時に、豚舎内の温度と湿度を記録できる。
システムからの知らせに応じて、遠隔地にいる農場スタッフと現地にいるスタッフが連携し、豚の健康状態や飼育環境の適正さを実地検証することが可能になり、必要に応じて、飼育環境の改善に向けた検討や、管理獣医師とのコミュニケーション等の迅速なアクションにつながる。また、ユーザーによるUI等のニーズ状況把握を行うことで、商用サービス化に向けた検討する。
「SoundTalksTM」を活用した「咳音検知」の三者間での実証実験は、日本で初の試みとなる。実証は、神奈川県厚木市の臼井農産・豚舎で11月1日から2022年10月末までの実施を予定。
モニタ(検知器)設置状況
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