環境に配慮した「エシカル和牛・くまもとあか牛」国内外出荷を開始 慶應義塾2024年6月20日
熊本県畜産農業協同組合連合会、肥後銀行と慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科は、2019年に締結した連携協定「くまもとあか牛プロジェクト」に基づき推進してきた「くまもとあか牛」のブランド化・販路拡大事業の一環として、新たなブランド「エシカル和牛・くまもとあか牛」を国内外の市場へ初めて出荷する。
生産農家と連携した新しい預託事業モデルを検証
「エシカル和牛・くまもとあか牛」は、2022年から同事業に賛同する出光興産や同社のグループ企業であるエス・ディー・エスバイオテックから提供された牛由来メタンガス発生を約36%抑制することが見込まれる素材カシューナッツ殻液を給与し肥育した和牛。
地域金融機関と連携した地域物産の輸出事業を検証
日本の固有種とされる4種和牛うちの一つ「あか牛(褐毛和種)」は、日本国内の消費牛肉の内訳でもわずか0.36%、飼養頭数は2万3000頭(黒毛和牛は175万8000頭)という希少な和牛だが、近年の脂肪交雑(サシ)を重視した和牛の格付けでは、赤身を特徴とする「あか牛」の市場評価が低くなってしまう。
環境に配慮したあか牛の付加価値化を検証
黒毛和牛への生産シフトが進んだことで、あか牛の生産数はこの20年間で半減していることから、同プロジェクトは新たな価値観であるエシカルなあか牛の生産を技術と資金の両面で支援。エシカルな「あか牛」の出荷・販売により、現行格付け制度と異なる評価軸による生販体制を構築し、消費者ニーズに対応した持続可能な畜産業と肉食文化の維持を目指す。
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