創意工夫で自己改革を 萬歳全中会長2015年7月6日
「組合員のために何を成すべきかと考えて、この4年間やってきた」。JA全中の萬歳章会長は、7月2日、任期中最後となった定例会見で記者の質問に応え、任期中の感想を述べた。
萬歳会長在任中は、東日本大震災、減反政策の廃止と米の価格暴落、そしてTPPと今回の農協改革と国や農政レベルで大きな出来事があり「激動の4年間だった。そのなかで農は国の基、この精神でやってきた。これからは1組合員として農協運動を支えていきたい」と述べた。
また、もっとも印象に残ったことについては、民主党の野田政権の時、国技館で開いたTPP参加阻止で6000人の集会を挙げ、「関税の廃止など(日本の農業にとって)とんでもない内容だと思った。聖域が守れなければ参加しないと、国会決議までしたのに...」と、TPP前のめりの安倍政権に不満も残る。
そして、「唐突の農協改革。自主自律の中で改革を進めなければならないが、いい方向にもっていけなかった」と、反省の弁も。また2日に決まった10月のJA全国大会議案について、「各重点分野で集中議論し、創意工夫で自己改革を徹底してほしい」と述べた。
写真=最後の記者会見をする萬歳会長
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