「新茶の爽やかな香り、楽しんで」 ミノーレ2017年5月17日
JA全中は東京・大手町のJAビル内”ミノーレ”で5月16日、静岡県、神奈川県、福岡県の新茶やお茶うけを販売するJAまるしぇ「新茶まつり」を開いた。3県で新茶やお茶うけなど全18点を販売。「ここでしか買えない」と購入する人でにぎわった。
新茶は5月上旬から6月下旬が出荷のピーク。ミノーレでは野点傘(のだてがさ)が立てられ、新茶の販売をもりあげた。
荒川区から訪れた70代女性は、「試飲や試食をし、おいしかったものを購入した。家の近くで手に入らないものが買えてうれしい」と話した。新茶は自宅で、お茶うけの菓子は親戚の手土産にするという。
静岡茶の販促に来ていたJA静岡経済連の加用智之氏は「静岡県はいろんな茶種があるため、さまざまな茶が楽しめることが魅力」と語り、「今後は、茶葉の『揉一(じゅういち)ひとえ』の販売に力を入れていきたい」と話す。「揉一ひとえ」は県内11JAを"山育ち"と"里育ち"にわけ、JAの垣根を越えて茶葉をあつめ、調和のとれた味になるようにブレンドしたブランド。「来週からは(同ブランドの)新茶が登場する。旨味のある茶を楽しんでほしい」とPR。
一方、JAふくおか八女の新茶は、とろりとした甘みが特徴。同JAの田中大介氏は「新茶は爽やかな香りが特徴」と話し、「この時期にしか味わえない香りを楽しんでほしい」と語った。
会場では訪れた客らが自分の好みの味にあった茶葉や淹れ方について質問するなど、おおいに賑わった。
(写真)「ここでしか買えないよ」とPRする声が聞かれたミノーレ
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